完本 エヴァンゲリオン解読|北村正裕|静山社文庫|2010/07/05-07/26

完本 エヴァンゲリオン解読(静山社文庫)P369|自|3
っとびっくり、2010年マギ完成だってさ

文庫版のために──『新世紀エヴァンゲリオン』の経緯(放映、上映、ソフト発売)
(P11)
新世紀エヴァンゲリオン』(95〜99年版)を読み解くためのDVDガイド
(P12)
序章──解釈とは何か
(P15)
作品解釈とは何か?
(P17)
謎解きとは何か?
(P23)

(P24)本書がめざすのは、最終的には、「解釈論」であり、それは、当然、いつかは、作者の意図を超えていくべきものである
(P25)作者の意図には、どのような方法でアプローチすべきか。それは、一見、逆説的かもしれないが、自分自身の解釈を貫くことである。作者は、視聴者の反応を想像しながら作品を作っているのであり、したがって、自分がどのように感じ、どのように考えたかが、作者の意図にアプローチする上でも、必要不可欠であると筆者は考える
(P26)作者の意図の追究という意識を失うことなく、作品内の客観的事実を追究し、そして、それを踏まえて、『エヴァンゲリオン』の魅力を考え、そして、自分にとっての『エヴァンゲリオン』を考えることにしたい
(P27)本来は、狭義の解釈論に含まれるような問題、例えば、「セフィロトの樹」と作品との関係といった問題も「謎解き」の名で呼ばれることがあるが、そういう問題は、創作意図や、作品背景の考察と呼ぶべき問題であろう

新世紀エヴァンゲリオンとは何か?
(P28)

(P34)『エヴァ』に関する評論の類は、すでに、大量に出回っているが、社会現象としての“エヴァ・ブーム”についての批評であったり、その歴史的意義のみを論じたりするものが多く、作品そのものの、きちんとした解読がなされておらず、したがって、『エヴァ』は、有名であるにもかかわらず、充分に理解されていないのが現状であると、筆者は考えている。そして、その状況を、根本的に転換しようというのが本書である

第一章──ゼーレがカヲルに「託」したこと
(P37)
「予定をひとつ繰り上げる」とはどういうことか?
(P39)
「初号機による遂行」とは何を意味しているのか?
(P43)
ビデオ発売にあたってテレビ放映版から修正された部分の意味は何か?
(P53)
ゼーレとゲンドウの補完計画の違いと共通点は?
(P57)
第二章──零号機のコアの秘密
(P67)
リツコは零号機のコアの秘密を知っていたのか?
(P69)
互換試験のとき零号機からシンジに流入したレイのイメージの正体は?
(P76)
「まさか……いえ……そんなはずはないわ」とは、どういうことか?
(P86)
第弐拾参話での「このことは極秘とします」とはどういうことか?
(P91)
第三章──第拾九話「だめなのね……もう」の真相
(P97)
エヴァの「パーソナルパターン」とは何か?
(P99)

(P103)双子──零号機と初号機、レイとシンジ

第拾九話でのレイの初号機とのシンクロ失敗の本当の原因は?
(P111)
第四章──鈴原トウジ選出の舞台裏
(P119)
エヴァパイロットが一四歳であることには意味があるのか?
(P121)
エヴァパイロット選考の基準は?
(P125)

(P126)そして、こういう考えは、すでに、多くの視聴者が持っている常識的な見方であろう。しかし、この常識的な見方には、大きな弱点が潜んでいるということを指摘しておかなくてはならないのだ

アスカ選出のタイミングは?
(P127)
第五章──シンジがアスカの首を絞めた理由
(P135)
「気持ち悪い」という台詞の意味は?
(P137)
包帯の意味は?
(P149)
第六章──ミサト「カーペット」発言の意味
(P157)
マンションでの首絞めのイメージ・シーンは、何故、リアルに描かれているのか?
(P159)
シンジの「アスカにひどいこと」とは何か?
(P170)
ミサトの絶命寸前の「カーペット」発言は何を意味しているのか?
(P173)
DEATH編の弦楽四重奏シーンは、何を意味しているのか?
(P175)
第七章──「パターン青」の謎
(P183)
「君は僕と同じだね」とは?
(P185)
まごころを、君に」で、リリス=レイが「パターン青」と分析されながら「人間」と断定されたのは何故か?
(P186)
第八章──使徒襲来の謎
(P209)
使徒が徐々に進化しているように見えるのは何故か?
(P211)
(裏)死海文書は、何故、使徒の襲来を、その数に至るまで正確に予言できたのか?
(P215)
使徒とは何か?
(P220)
資料編──資料
(P233)
資料に関する補足(2007年)
(P242)
あとがき──[単行本旧版]あとがき
(P247)
[単行本新版]あとがき
(P255)
文庫版あとがき
(P265)