カラマーゾフの兄弟2|ドストエフスキー、訳:亀山郁夫|光文社古典新訳文庫|2007/12/30-2008/01/06

カラマーゾフの兄弟2 (光文社古典新訳文庫)|P501|自|5
説を眺めると『ファウスト』も読まなければならない。大変だ

ゾシマ長老
(P10)「もしかすると、きょう一日、もたないかもしれません」(P350)(P361)ジノーヴィー(P390)決闘
パイーシー神父
(P10)長老の懺悔司祭は、いつもパイーシー神父だった(P291)(P350)(P359)
ラキーチン
(P15)ラキーチンは、ホフラコーワ夫人がアリョーシャにあてた奇妙な手紙をことづかっていた
ホフラコーワ夫人
(P15)アリョーシャにあてた奇妙な手紙(P57)アリョーシャを出迎えるため、彼女はわざわざ控えの間まで走りでてきた(P97)控えの間にくると、夫人はさっきと同じようにまた彼をひきとめた(P154)アリョーシャをまっさきに出迎えたのは、またしてもホフラコーワ夫人だった(P178)ところがドアを開けて表階段を下りようとしたとき、どこからともなくホフラコーワ夫人が目の前に現れた
プロホロヴナ
(P15)下士官の未亡人でプロホロヴナという町の老婆
ワーシャ
(P15)プロホロヴナの息子。シベリアのイルクーツクに行った
フェラポント神父
(P18)「神がかり」。ヨナ神父の庵室に住む。ゾシマ長老と、おもに長老制の敵対者
オブドールスク郡の聖シリヴェストル寺院から来た修道僧
(P18)長老に問いただした(P21)恐れを抱いてフェラポント神父に会う

(P48)ちなみに、大人が子どもやとくに子どもの一団の信頼をすぐにかちえるには、こんなふうに切り出すよりほか手はない。なによりもまじめに事務的に、まったく対等な立場から話を切り出さなくてはならない

スムーロフ少年
(P48)小学生。左利き

(P49)「いまのは、おじさん、おじさんをわざとねらったんだよ。だって、おじさん、カラマーゾフでしょ。カラマーゾフですよね?」

ニコライ(コーリャ)・クラソートキン
(P50)小学生。イリューシャからナイフで突かれた
イリューシャ
(P52)小学生。アリョーシャの中指に噛みついて、アリョーシャが怒らないことに泣き出した(P94)スネギリョフ二等大尉の息子(P112)
カテリーナ(カーチャ)・イワーノヴナ
(P57)ホフラコーワ家の客間でイワンと話している(P77)ドミートリーに対する気持ち(P86)アリョーシャも唖然とするような驚くべき変化(P94)ドミートリーに代わって、スネギリョフに二枚の百ルーブル札を渡したいとアリョーシャに託す(P99)ヒステリー
リーズ
(P59)隣りの部屋の戸の隙間から、ふいに囀(さえず)るようなリーズの声が聞こえてきた(P65)アリョーシャに手紙を返すよう言う
ゲルツェンシトゥーベ先生
(P59)リーズの主治医「なんとも申せませんな」(P143)スネギリョフ二等大尉の娘、ニーナの治療(P345)スメルジャコフの癲癇の発作の診断「命の危険がある」
ユーリア
(P60)ホフラコーワ家の小間使い
鉛糖水
(P68)湿布液。アリョーシャが噛まれた傷の治療薬
恐水病
(P69)狂犬病
アレクセイ(アリョーシャ)・カラマーゾフ
(P75)カテリーナについて(P77)なぜなら、彼の愛の性質はつねに実践的だったからだ(P163)もう遅くとも明日にも、彼(スネギリョフ)にこの二百ルーブルを受け取らせるのはじつにかんたんなことなんです(P169)そして彼は身をかがめ、いきなり彼女(リーズ)の唇にキスをした(P358)ゾシマ長老の人生最後の日に訪れた客たちとの談話を記録した
イワン・カラマーゾフ
(P83)カテリーナの決心に対する意見(P197)料理屋でアリョーシャに声をかける(P229)リシャールという二十三歳かそこらの殺人鬼がジュネーブで処刑された話(P233)ネクラーソフの詩(P250)物語詩『大審問官』(P297)「カラマーゾフのさ……カラマーゾフの下劣な力だよ」(P305)それまで自分をあれほど苦しめ、不安な思いにさせていた正体がなんであったか、すぐに思いあたった(P341)なぜかふいにイワンは口走った。昨日と同じで、またもやひとりでに口をついて出たのだが、いまは何か神経質な笑いまで伴っていた。彼はその後しばらく、何度もこのことを思い返すことになった
ニコライ・スネギリョフ二等大尉
(P94)いつだったかあなたのお父さま(フョードル)、何かあることで代理人をたのんだ二等大尉ですよ(P108)年のころ四十五、六(P109)彼の顔には、なにか極端に厚かましいところと同時に──そこが奇妙だったが──いかにも臆病そうな感じとがありありと浮かんでいた(P123)ドミートリーがスネギリョフにしたこと(P149)もみくしゃになった二枚の百ルーブル札を、思いきりよく砂場に叩きつけた
カルムイコワ
(P96)町人。スネギリョフ二等大尉一家が間借りする
フォマ
(P104)それともフォマーさんのところにまた隠れてるのかな(P183)あずまやでドミートリーはグルーシェニカを待ち伏せ
ワルワーラ
(P107)スネギリョフ二等大尉の娘。左手の窓辺に、赤茶けてまばらな髪をした、かなり器量の悪い若い娘が、貧しげながらもきちんとした身なりをして立っていた(P108)「お坊さんが寺の寄付集めかい、来る場所、まちがえてんじゃないの!」(P116)「ピエロみたいなまね、いいかげん、およしなさいよ、うちにくるばかもばかだけど、赤っ恥かかせるお父さんもお父さんよ!」(P132)『道化、ピエロ、父さんたら、少しはましなことがおできにならないの』(P145)十六ルーブルを生活費にあててしまったためペテルブルグに戻れなくなった
アリーナ・ペトローヴナ
(P107)婦人は、自分から口を開こうとせず、アリョーシャが家の主人にあれこれ話しているあいだじゅう、相変わらず傲慢な、どこか物問いたげな様子で、大きな褐色の目をかわるがわる左右に走らせていた(P117)スネギリョフ二等大尉の妻、年は四十三(P118)傲慢で、何かもの問いたげだった妻の顔が、急に、不思議なほどの優しさを湛えはじめた
ニーノチカ(ニーナ)
(P107)スネギリョフ二等大尉の娘。見るもあわれなその娘は、年はやはり二十歳ぐらいの若さながら、背は曲がり、アリョーシャが後日聞いた話では、両足の麻痺をわずらっているらしかった。部屋の隅のベッドと壁のあいだに松葉杖が立てかけられていた。このあわれな娘の、まばゆいばかりに美しい善良そうな目が、言いしれぬ穏やかなやさしさを湛えて、アリョーシャを見つめていた(P118)それまで自分の椅子で押しだまっていた背の曲がった娘が、ふいに口を開き、いきなりハンカチで目を押さえた(P144)全身リューマチ
アグラフェーナ(グルーシェニカ)・アレクサンドロヴナ
(P127)そこへもってきて、アグラフェーナさまに呼びつけられ、こっぴどくどなられましてね
クジミーチェフ(クジマ)・サムソーノフ老人
(P127)アグラフェーナは《うちの商人》と呼ぶ(P324)そいつはまんざら悪くない話だとか、たいそう開けっぴろげに高笑いしていたそうで
ファームソフ、チャーツキー、ソフィア
(P180)グリボエードフのお芝居
パーヴェル・スメルジャコフ
(P184)ぼろろんとギターをつまびく音(P192)彼はすっかりめかしこみ、わざとウェーブをかけた髪をポマードで固め、エナメルのショートブーツをはいていた(P316)フョードルとの決め事(P344)穴蔵で癲癇の発作
マリア・コンドラーチエヴナ
(P186)モスクワから戻り、長い裾のついた衣装を着こんで、マルファさんのところへスープをもらいに通ってくるとかいう……(P192)家主の娘
フョードル・カラマーゾフ
(P329)これほどぶしつけに敵意を見せつけられるとは意外だった
マースロフ親子
(P335)商人。八千ルーブルで木を切らせろとフョードルに申し入れる
イリインスキー神父
(P336)
ゴルストキン(リャガーヴイ)
(P336)商人
ミートリー
(P343)イワンがチェルマシニャーに行かないことをフョードル宛てに言付ける
ヨシフ神父
(P351)修道司祭
ミハイル神父
(P351)修道司祭。平民の出
アンフィーム神父
(P351)修道僧。貧しい農民出(P382)かつてゾシマ長老と、修道院への喜捨を集めるためにロシアじゅうを巡礼した(P452)わたし(ゾシマ長老)に子どもを愛することを教えてくれたのは、アンフィーム神父である
ポルフィーリー
(P352)見習い僧
マルケル
(P361)ジノーヴィー(ゾシマ長老)の兄。十七歳で結核にかかり、ジノーヴィーに深い影響を与えて死ぬ
アフィーミヤ
(P362)足の悪い年寄りの料理女
エイゼンシュミット
(P367)医者。マルケルの結核の治療
アファナーシー
(P391)ジノーヴィーが陸軍の頃の従卒(P403)(P443)八年ぶりに再会
財産家の男(ミハイル)
(P402)慈善家。過去の殺人の告解