さくら|西加奈子|小学館|2006/08/16-08/18

さくら|P380|自|3
会する家族小説。なにか、モヤモヤしたものが気になる。僕にとって、許されざる感情が滞ったままドロドロとしている。帯に「これを読んで幸せになった」と書いてあるが、僕は気分が悪くなった。タイトルの『さくら』とは、おそらく犬のサクラのことなのだろうが、おばさん言葉で喋る犬はストーリー上、重要な位置を占めない

長谷川薫
(P8,P90)僕。美竹荘。ミキからは「ごまめ」扱い
昭夫
(P11)薫の父。2年ぷりに手紙が届いた
サクラ
(P11)大阪の実家で飼っている犬。雑種、雌、12歳、白内障
(P17)肥満ぎみ。よく食べる
ミキ(美貴)
(P21)薫の妹。短髪、かわいい、喧嘩強い。極悪
一(はじめ)
(P54)4年前に20歳で自殺した、薫と2つ違いの長兄。ミキとは5つ違い。大学1年に交通事故で下半身マヒ

(P71)タロットカード:3歳でこんな比喩が可能か?
(P76)アマゾン川:3歳でこんな比喩が可能か?

湯川さん
(P114,P166)引っ越しする薫に手紙を渡した。中2で再会して幻滅させた
矢嶋優子
(P147)一の彼女。手紙
溝口サキコ
(P174)父の高校の同級生、ホモ。本名溝口先史

P192まで読んだところまで懸案事項:薫の彼女の正体。一の死にざま。ミキの恋愛

須々木原環
(P199)ゲンカン。薫の初体験以降の相手
薫さん
(P216)ミキの同級生。バスケ部。卒業式でカミングアウト

(P232)徹底的な瞬間を目撃してしまったら:→“決定的な瞬間”の誤植ではないか