「カエル」
直クンは、さっそく届いた真三国無双をやり倒して、土曜日一日を呆然と過ごしてしまい「あ〜なんだか、とっても無駄な一日にしてしまった」と言う。
日曜の予定を確認すると、直クンが会社の行き帰りに、いつも気になっていたカエルを引き取りに(買いに)行くことになった。前に買ったカエルのゼンジーの兄弟分となる(おすメス不明ですが)。
ゼンジーは、手足の先端がやや重たいぬいぐるみ。テーブルの端っこでジャンプさせておくと、なんともおさまりがよろしい。今日やってきたトロ(仮名)は、手足が固めで、スクッと正しい姿勢で座っている。
「背中のこの、黒いぽつぽつは、いったい何?」と僕。
「うーん、なんだろう。なんだろうねえ」と直クン。
「いい姿勢で座っているね」
「だらしないゼンジーとは大違いですね」
直クンは、今晩はゼンジーを左に、トロを右に抱いて眠る。