ゴッドファーザー魂

（スマッシュヒットをかました映画『東京ゴッドファーザーズ』とはなんの関連もありません。なんせまだ観てない）
ゴッドファーザー魂をまず定義しよう。「……ファーザー、あっしのツレに子供ができちまってさぁ」「そりゃこれからたいへんだな、エディ。お前もやっと一人前か。名前はなんと付けた」「それが、なんにも思いつかねぇンだファーザー。将来はファーザーの片腕にしてぇ、立派な野郎にしてぇんだ」「じゃあエディと葛蔵の子供だから九壱と名付けよう。九壱とかいてキューイチと読むんだ。あだ名はもちろんキューちゃんだ」「おおファーザー、あだ名まで！ 感謝します」「エディ、葛蔵と九壱を大切にしろよ。お前のファミリーだ……」という具合に、請われて命名をする立場にいるのがゴッドファーザーですが、われわれ庶民が命名を請われることはほぼありえない！ ということで、いきおい勝手に命名し始めるわけだ。この命名を司るエネルギー源を「ゴッドファーザー魂」と呼ぶ。うちの奥さんなんか、緑のポワポワクッションに“てんてこ”という名前をつけていました。「てんてこって何？」と尋ねると、「てんてこ舞いのてんてこだよ」と平然と答える奥さんに、思わず「でかした！」と叫んでしまいました。夫婦愛ですね（へ