オッド・トーマスの霊感|ディーン・クーンツ:Dean Koontz、訳:中原裕子|ハヤカワ文庫|2009/09/18-10/12

オッド・トーマスの霊感 (ハヤカワ文庫 NV ク 6-7)|P565|自|5
魂とその名前の関係が分からないオッドは、自分の田舎から外部に出ることができなかった

オッド・トーマス
(P7)20歳
P.オズワルド・ブーン
(P8)リトル・オジー。左手の指が六本ある体重400ポンドの男(P159)「オッドくん、わたしの美しい牛が爆発してしまったよ」(P552)彼も並んですわると、ソファがそちらのほうに傾いた
テリブル・チェスター
(P9)リトル・オジーの猫。58歳(P165)テリブル・チェスターは赤みがかったカボチャ色に、黒い模様が入っている。その顔の黒とオレンジ色の模様から判断して、昔のロックグループ、キッスの悪魔仲間かと思う者がいるかもしれない(P166)怒ってシューッと威嚇したのだ。もちろん、どこの猫でもそれくらいはできるが、チェスターの場合、その強烈さと危険度は、ガラガラヘビとコブラのどちらにも匹敵する
牛の爆破事件
(P11)リトル・オジーとテリブル・チェスターは、牛の爆破事件までは登場しない(P162)このSUVほどの大きさがある白黒のホルスタイン種は、高さ20フィートの二本の鉄柱の上にのっていたものだが、鉄柱のほうはどちらも爆発の被害を受けていなかった
死んだボウリング場の従業員の夢
(P11)三年間、月に一、二度(P236)レンタルシューズのカウンターの向こうにいる男性は、いつもの黒いズボンに白い襟のついたブルーのコットンシャツを着ていなかった。ぼくのボウリング場の夢と同じ、ベージュのズボンにグリーンポロシャツ姿だった
パール・シュガーズ
(P12)オッド・トーマスの母方の祖母。72歳で死んだ(P53)「彼女の左フックは強烈でしたからね」(P159)“忙しくしてなさい”とシュガーズのおばあちゃんはよくいっていた。“ポーカーでも、喧嘩でも、スポーツカーでも、なんでもいいの、何もしないでいたらもっと面倒なことになるからね”(P478)それなのに、ぼくのために口出ししてはくれなかった(P480)その旅をつづけるライフスタイルと、年じゅう留守にしていたこと、それにギャンブル好きと落ち着きのない性分が一体となって、母の精神障害に著しく影響をおよぼしたのかどうかを、ぼくはいま考える必要がある(P493)二度目にシムリーのことを尋ねたとき、おばあちゃんは、まだそんなことにこだわっている、といって憤慨した。それまで彼女が憤慨したところは見たことがなかった。それから、急に冷淡になり、よそよそしくなった
ストーミー・ルウェリン
(P14)ブロンウェン・ルウェリン(P15)オッドとはお互いにソウルメイト(P87)〈バーク&ベイリーズ〉店長(P90)ピンクの靴、白いソックス、ホットピンクのスカート、そろいのピンクと白のブラウス、いきなピンクの帽子(P187)サンダル、白いパンツ、ターコイズ・ブルーのブラウス(P190)「オジーに」ストーミーはグラスをかかげていった。「いつか、彼のあらゆる喪失が終わりを迎えますように」(P227)彼女が七歳半でまだブロンウェンという名前だったとき(P302)シンプルな白いコットンのパンティに、スポンジ・ボブのついたTシャツ(P536)ピンクの靴、白いソックス、ピンクのスカート、ピンクと白のブラウス
オッド・トーマスの母
(P14)トッドと名づけるつもりだった(P15)シムリーは神様の贈り物(P459)40歳(P476)「何カ月も何カ月も、あたしのおなかのなかで死んだ胎児が腐って、あたしの身体じゅうに毒をばらまいていたのよ」
ドッブ
(P14)チェコスロヴァキア人の伯父(P492)伯父さんはいないのではないかと思う
オッド・トーマスの父
(P15)最初からオッドという名前に決めてあった(P15)シムリーは未婚だ(P447)彼は生まれてこのかた一日たりとも働いたことがなく、九時か十時より前に起きることはめったになかった(P447)45歳
シムリー
(P15)オッド・トーマスの母の姉(P492)父はシムリーが魔女だといい、母は神様の贈り物だという
ピコ・ムンド
(P16)南カリフォルニアの一部
ペニー・カリスト
(P17)12歳の少女。赤いスニーカーに白いショートパンツをはき、袖なしの白いブラウス
ロザリア・サンチェス
(P17)大家(P47)「わたしの声が聞こえる?」(P50)見えなくなる話をするとき、ミセス・サンチェスは死について語っているのだが、彼女がそれに気づいているかどうかはわからない(P402)ひょっとしたら彼女の死体はべつの部屋にあり、これはこの世に執着している霊で、昨夜、殺し屋がドアをノックしたときに飲もうとしていたコーヒーのマグを両手で抱えているのかもしれなかった
ハーロ・ランダースン
(P21)オッドの高校の同級生。1968年式ポンティアックファイアーバード。ペニー・カリストを強姦して殺した

(P27)ふたりの死人に鎖でつながれたまま、ボートの上からマロ・スエルテ湖に突き落とされた(P370)署長の眠りを中断した

ティーヴィー
(P30)パジャマ姿の女性の息子
ワイアット・ポーター署長
(P36)ピコ・ムンド警察署(P145)汗をかいたポーター署長を見たのはたったの二回だけだ(P373)署長の胸に三発撃ち込んだ(P389)彼の日焼けした顔は鉛と化し、唇はピンクというより灰色だった
ホートン・バークス
(P42)《マラビリャ・カウンティ・タイムズ》
ハーマン
(P50)ロザリア・サンチェスの夫。2001年4月死亡
ボダッハ
(P55)イギリス諸島にいる小さくて悪い伝説上の妖精(P60)ペニー・カリストのような死者とちがって、彼らは壁を通り抜けることはできない。その代わり、すき間やひびや鍵穴をするりと抜けてくる(P69)精神的吸血鬼(P124)移動するボダッハの集団はときに、獲物に忍び寄るオオカミの群れを思い起こさせる。しゃなりしゃなりと歩くうぬぼれた猫を思わせることもある(P516)ボダッハの数は何百ではなかった。何千だった。これほどの大群は見たこともなければ想像したこともない
イギリス人の少年
(P55)6歳。“ボダッハ”という言葉を発した直後、暴走してきたトラックとコンクリート塀のあいだにはさまれて圧死(P368)例の6歳のイギリス人の少年のことを思い出した
ヘレン・アーチーズ
(P57)〈ピコ・ムンド・グリル〉の有能なウェイトレス(P74)扁平足
テリ・スタンボー
(P58)〈ピコ・ムンド・グリル〉のオーナー。エルヴィス・プレスリー情報源(P539)16歳で自立する決心をしたとき、親身になって支えてくれた、ぼくの恩人であり、よき指導者だ(P549)「わたしよ、オッディ。ドアを開けて。そろそろ開けてもいいころでしょ」
ボブ(ロバート)・ロバートスン
(P62)キノコ男(P64)オニオンとチーズとベーコンをのせたハンバーガーふたつ、かりかりに揚げたフレンチフライ二人前、クリームチーズとスモークサーモンをはさんだイングリッシュマフィンをふたつ、ハッシュドビーフひと皿に、ブラックビーンズとソーセージをひと皿、チョコレート・ミルクシェイクとヴァニラ・コーク(P97)メイプル・ウォールナットを1クォートに、マンダリンオレンジ・チョコレートを1クォート(P102)色あせたブルーの玄関扉がある、淡い黄色の化粧漆喰でできたカシータだった(P134)資産(P152)母親が死んだあと、サンディエゴから越してきた(P167)テリブル・チェスター(P178)リトル・オジー(P192)セント・バーソロミュー教会(P316)オッド・トーマスの家のバスルーム(P437)死者
バーティ・オービック
(P63)〈ピコ・ムンド・グリル〉ウェイトレス
ゲイリー・トリヴァー
(P67)自分の家族を電気ドリルで殺害
ヴァイオラ・ピーボディ
(P71)遅番のウェイトレス(P74)夢(P252)夢(P514)誕生日のプレゼント
ポーク・バーネット
(P71)〈ピコ・ムンド・グリル〉調理場
ラファエル・ピーボディ
(P74)ヴァイオラの夫(P253)子どもの養育費を1ペニーも支払っていない
ボブ・スフィンクター
(P79)本名はスピンカー
グリーン・ムーン・ロード
(P82)ピコ・ムンドと西に広がる新興地域のあいだ(P495)意外にも、到着したのはグリーン・ムーン・モールだった
ミスター・ジョゼフ・マンジョーネ
(P83)〈タイヤ・ワールド〉のオーナー
アンソニー・マンジョーネ
(P83)UCLAの学生で、オッドの高校時代の友人。ミスター・ジョゼフ・マンジョーネの医者志望の息子
トム・ジェッド
(P84)石工(P85)オウム柄のアロハシャツ、カーキ色のショートパンツ、白いスニーカー
キャンプス・エンド
(P101)ひとつの町ではなく、ピコ・ムンドの近隣地域に属している
カシータ
(P101)半円筒形の瓦屋根のあるスペイン風カシータ

(P105)温度、音、自分の体内の音、悪臭、暗闇

エルヴィス・プレスリー
(P141)デッキシューズにチノパンツ、それにアロハシャツ(P156)いまは黒いズボン、しゃれたツイードのスポーツコート、白いシャツ、黒いタイ、それに黒いポケットチーフ
キャラウェイ先生
(P142)『オズの魔法使い』の臆病ライオンに扮して仮装パーティーに向かう途中で命を落とした
カーラ・ポーター
(P144)ワイアット・ポーター署長の奥さん(P378)「へこむわよね、オッディ。あなたの年代の人たちはこんなとき、そういうんでしょう」(P389)(P499)(P537)カーラが泣くのを見たのははじめてだった
バーン・エクルズ巡査
(P147)ピコ・ムンド警察の新入り警官(P506)
リゼット・レインズ
(P147)美容院のアシスタント・マネージャー(P503)“でも、もうただのネイル・テクニシャンじゃなくて、公認のネイル・アーティストなの”
ボニー・チャン
(P152)不動産業者
ジャック・フラッツ
(P160)50年前はジャック・ラビット・フラッツ
ショーン・ルウェリン神父
(P188)セント・バーソロミュー教会の主任司祭。ストーミー・ルウェリンの伯父
グリーン・ムーン・レーンズ
(P231)ボウリング場
サイモン・ヴァーナー巡査
(P244)ピコ・ムンド警察署に入ってまだ三、四ヶ月(P248)刺青(いれずみ)の意味(P488)FOL(P519)黒いジャンプスーツに黒いスキーマスクの男
コリーナ・ピーボディ
(P261)ヴァイオラ・ピーボディの娘(P418)5歳
レヴァンナ・ピーボディ
(P261)ヴァイオラ・ピーボディの娘(P418)7歳
ケルシー
(P285)テリ・スタンボーの夫

(P300)“ジプシーのミイラ”

ケン・タクダ
(P309)カリフォルニア州立大学の教授。20世紀アメリカ文学
ミカリ・タクダ
(P309)ケンの妻。三人の子どもたち。ボダッハの群れ
モーリスとレイチェル
(P310)メルマン夫妻。モーリスはピコ・ムンド学区の教育長。ボダッハの群れ
ささやきの彗星教会トップレスバー、アダルト・ブックストア、バーガー・ヘヴン
(P344)州道の向こう側、ピコ・ムンドの町の境界線から数百ヤードはずれた砂漠の低木地帯(P481)
シーザー・ゼッド・ジュニア
(P345)ささやきの彗星教会設立者
守護天使
(P362)くしゃくしゃの金髪に繊細な顔立ちの、きれいだが痩せすぎた若い女
ソニー・ウェクスラー
(P371)警官。いちばん長身でたくましく穏やかに話す
ジー・マルダナード
(P371)マラビリャ郡保安官事務所の鑑識課
ガンサー・ウルスタイン
(P372)音楽教師。ピコ・ムンド高校ブラスバンド指揮者。食道癌
ヘスース・ブスタマンテ
(P373)警官
リー・マンデイ
(P373)警官。顔の三分の一を覆っているポートワイン色の母斑

(P375)医術の象徴である青銅製の使者の杖

アリス・ノリー
(P375)警官。10年間ピコ・ムンド警察に勤務しているヴェテラン
レイファス・カーター
(P376)警官。荒れ狂った雄牛ですら躊躇するような巨体

(P377)ストーミーいわく、人生とは、どれだけ速く走れるかではなく、どれだけ優雅に走れるかでもない。人生とは忍耐であり、何があろうと倒れずに一歩一歩前進していくものだ

アイリーン・ニューフィールド
(P378)署長の姉(P389)
ジェイク・ハルクイスト
(P378)署長の親友で、同期の警察官(P389)
ジェナ・スピネッリ
(P381)外科の看護師
現実離れした雰囲気の看護師
(P391)瞑想カード
スタン・“スパンキー”・ラフマンダー
(P395)KPMCラジオ放送局の夜勤のエンジニア
ハリー・ビーミス
(P395)KPMCラジオ放送局『オールナイト・ウィズ・シャーマス・ココボロ』のプロデューサー
シャーマス・ココボロ
(P396)KPMCラジオ放送局『オールナイト・ウィズ・シャーマス・ココボロ』DJ
マルコ
(P406)ロザリア・サンチェスの息子。家族とともに、世界貿易センターに激突した旅客機に乗っていた
シャーリーン
(P421)ヴァイオラ・ピーボディの姉(P514)
ヘザー・ジョンスン
(P432)一対の乳房
ジェイムズ・ディアフィールド
(P432)ラバーメイド社の保冷容器にフリーザー専用ラベル
リサ・ベルモント
(P432)ラバーメイド社の保冷容器にフリーザー専用ラベル
アリッサ・ロドリゲス
(P432)ラバーメイド社の保冷容器にフリーザー専用ラベル
ベンジャミン・ネイダー
(P432)ラバーメイド社の保冷容器にフリーザー専用ラベル
ブリトニー
(P448)オッド・トーマスの父の愛人。18歳

(P520)ヴィデオゲーム並みに暴力的で、流血にすら倦んだこの時代に、一般的にも広まりつつある残酷な機械言語では、これを“ターゲットに恵まれた環境”というのだろう

ケヴィン・ゴセット
(P529)知らない男