12歳の文学|小学館|2008/04/06-05/04

12歳の文学|P272|自|4
12歳というバイアスで書き読まれる小説は、単に大人のノスタルジーのために存在しているわけではなかろう。なかろうが、そう思って審査されてしまうことも事実である。審査員がみな、「自分を驚かせて欲しい」と言うことが、そのノスタルジーの実体だ