吊り広告

車内で眺める金儲け系や転職系の雑誌広告には、それを読めば明日と言わず今日と言わず一時間後にでも小金が貯まり仕事が成功するかのような煽り文句が、ああでもないこうでもないこれでもかこれでもかと私にアピールしてくる。そんな広告を参考に実際の雑誌を読んでみるのもいいかも知れない。たしかに大抵の内容はすでに知っている当り前のことを、おおげさにセンセーショナルに書き並べた程度のものかも知れないが、実際そんな誰でも知っている当り前のことが実行できないから私は相変わらず貧乏でかつ職場で無能なんだから、忘れてしまった当り前をタイミング良く思い出すためにも、吊り広告に釣られて雑誌を買うことには意味があると感じる。いろんなノウハウがどんどんデータベース化されて、大抵のことはなんでもインターネットで調べることができる環境も必要だが、日常のあちこちに表示されている雑情報*1との偶然の出会いを大切に。

*1:メール、壁の落書き、不思議看板、エロスパム、おしゃべり全般、その場の空気など