映画『キル・ビル』

『キル・ビル』2回目。
「最前列は目がチカチカするね、首も痛いし」
「腰を浅くして首を固定すると、眼鏡の幅ちょうどに画面が収まるんだけど、字幕はあきらめた。読めん」
「笑ってたねえ」
「他のセリフはともかく、やっぱり『うそつけぇ』で笑わなきゃいけないかと」
「それにしても、うしろのバカ女やかましくて」
「ああ、あのうしろの3人ね。あいつらはチケット買う前からおかし(くてさらに怪し)かった」
「(映画が)終わってから振り向いて、ああ、ってあきらめた」
「それよりも、右にカップルの女がいてさ」
「なんか不倫みたいの」
「そうそう。その女の方が血しぶきごとにイスからビョンビョン飛び上がって驚くんで」
「それよりも、左の男がガーッと股広げて座るのはどんなもんだか」
「もー、おバカ映画とかB級とか言えないね。観客がバカばっかりだもん」
「ま、最前列に座るようなやつには計画性なんかないね」
「僕なんかポップコーンまき散らかしながら食べてたよ」
「おバカですね」


分が、その映画についてなにを観たのか、ということを明確に意識してしまうような映画でした。最後の「怨み節」は日本語が分からない人が聞けば、タイの歌謡曲のように聞こえるかも知れません。また音源が壊れて何回かループしているようにも聞こえるのでミニマル系の音源のようです。