新耳袋 第三夜|木原浩勝+中山市朗|角川文庫|2006/09/23-09/26

新耳袋―現代百物語〈第3夜〉 (角川文庫)|P303|自|5
耳袋はかつて百話あったが、読み終えると怪異にあうので、九十九話までとなった。しかし細かいエピソードを数えると百話超えている。ひえええ

第二話お遍路さん
(P21)そのお遍路さんを見たのはその夏だけだった
第八話緑の夕焼け
(P39)ふたりで緑の夕焼けをしばらく見ていた
第十一話盛り塩
(P45)ちょっと興味が湧いてコンビニ周辺の地図を書かせてみた
第十七話鏑矢
(P57)当の本人が一番びっくりした
第十九話鶏頭の花
(P61)Mさんという漫画家がいる
第二十話はりつくもの
(P68)その裸足の足の裏がしっかりと見えていた
第二十四話青信号
(P76)(なにかに呼ばれてる……)
第二十八話銀杏の並木
(P83)踏み歩く音だけが目の前を追い越していった
第三十話散歩する首
(P85)これは私と同じように散歩をしていると思ったそうだ
第三十四話近所の老犬
(P95)あ、またあれが走ってるのか、と思うのだそうだ
第四十四話ヘアピン
(P124)と、しばらくしてまた、パタ、という音
第四十七話重うてかなわん
(P130)なんだか私には、私の将来の子供のように思えたよ
第五十八話正座する影
(P165)なんとなく、あの女の人は生米を食べていると思ったそうだ
第六十三話アフリカより
(P188)「それ、多分俺や」
第七十話黒い塊
(P202)「なに言ってるの? 髪の長い女の人よ」
第八十話黒い人
(P230)お互いそんな話をしたのは、はじめてだった
第八十三話獣の臭い
(P236)「お客さん、もしかして、たくさん動物殺したでしょ」
第八十七話煙蛇
(P246)あの顔がどうやってファンの間をぬけ出ていったのか

(P298)著者側の“つきあい方”や“考え方”に変化のあることが、一種の新旧を発生させてしまいます。これが“差”であり、各巻に連続できない“壁”を生みます