ごすろ

帯電話で毎日なにがしかのネタを仕込んでいるうちに、左手親指(携帯電話入力用指)の関節が壊れてしまい、仕方なく日々のネタは手書きでメモし、データ化はPCからキーボード入力をすることにした。
 ネタを仕込むといっても、僕の場合はある情景についてタイトルを付けてしまう感じの思いつき方だから、読み返して自分でもわからない場合が多く、もしわかったとしてもそれを膨らませたりディテールを追加したりしないところが、思いつきの思いつきたる所以ではないかと感じ、であればとりたてて溜めておく必要もなく、毎日だらだらだらだら垂れ流すべきものなんだろうなあと考え直した。


 基本は毎日書く。
無意味なことを書く。
無意識に働きかけるようなことを書く。
完結させない。


 もし、何か完結させたい着想があれば、それはきっとここに書くべきことではなくて、もう少し売ったり買ったりできる状態に成形するのが大人の知恵じゃないのだろうか。何年かに一回、毎日書きたいという時期が訪れる。