携帯電話アルファベットキー配列

帯電話で英文を入力するための最適なキー配列は、少なくとも今の配列ではないと思ったのでちょっと考えてみた。まず御託から。


ソコンのキー配列は、初心者にとってはでたらめに並んでいるように見えるので、触り初めの頃はどうしてあいうえお順やABC順に並んでいないのか不思議に思った。やがてタイピング練習をマスターしてしまえば、キー配列はこれでよい、むしろこのキー配列以外にありえないとさえ思うようになった。
 で、携帯電話のキー配列に関しては、日本語入力に関しては慣れてしまったので、このあいうえお配列以外にないが、英文入力はまだ検討の余地があると思う。
 例えば "The emperor has no name." という例文を入力する場合を考える。現在のキー配列は以下の通り。

1…….@/:
2……ABC
3……DFF
4……GHI
5……JKL
6……MNO
7……PQRS
8……TUV
9……WXYZ
0……,-

 ダブルクォーテーションは抜いてキーを押す回数を数えると、844小33小空33小6小7小33小777小666小777小空44小2小7777小空66小666小空66小2小6小33小1で61ストロークとなり*1、日本語でもこれくらいのストロークをものすごい勢いで入力しているから、慣れの問題といえばそうなのだけど、一見大文字を小文字に変換するキーを押し過ぎる感があるから、まずこれは小文字デフォルトのほうがよいし、e, h, u, tなどよく使うレターは1ストロークで入力できた方がよい。単語の使用頻度はコーパスあたりで確認するとして、一般的な頻度とネットやメールで流通する単語の頻度は違うと思うから、今すぐ思いつくのは "I" なんてほとんど使われないんじゃないか、メールを出す“私”をいちいち入力したりしないだろう、ということなどつらつら思いながらキー配列暫定版を作ってみた。

1……uij
2……tpg
3……oxz
4……slv
5……ek_ ←スペース
6……mnf
7……rbd
8……hyc
9……awq
0…….@/:,-

 この配列で "The emperor has no name." を入力すると、2大85送555送56225737555894555663555669650で38ストロークとなり*2、おそらくざっと3割〜4割の入力減が実現すれば規格にできるかなと思ったところで、そういえばググるのを忘れていた。


モバイル文字入力手法情報 キー配列のほか、入力アルゴリズムなども含む。
えもじならべあそび - 「Magic配列」携帯電話向け入力方式(キー配列) (2004/07/21-)
bLog tuner: アルファベット26文字のキー携帯電話 パソコンの QWERTY 的理論への誘導。

*1:小 …… 小文字に変換、空 …… スペース入力

*2:大 …… 大文字変換、555 …… スペース入力