選択肢の非可逆性

変わらず大げさなテーマ掲げてますが、内容は適当です。


の中全体が秒速一秒で未来へ進む中、それは全て進歩かというとあきらかにそうではない。パソコンが速くなっても、OSが重くなり(主にMicrosoft製)アプリケーションソフトに無駄な機能が増え(主にMicrosoft製)、仕事量が倍増した上に、ウィルスメールの進化・流通速度も上がっている(主にMicrosoft製)から、下手をするとウィルスチェックソフトやセキュリティソフトのアップデートや、アプリケーションソフトを起動することにばかり時間がかかって仕事を熟す暇がない。冗談。
 さて、いま使っている携帯電話(J-NM01)に付属しているデジカメは、画像サイズ縦120ピクセル×横120ピクセルまで、ファイルサイズ上限がJPEG圧縮で6KBまでという制限がある(機械の仕様として保存できない)。旧J-Phoneが写メールサービスを開始し、携帯電話にデジカメが搭載されはじめた初期モデルには、撮影画像はメールに添付されるべしという前提があったため、送受信メールサイズ6KB制限と携帯電話の画面サイズの制限がそれぞれ影響し、このような仕様となった。この制限を外すには、とっとと新機種に更新するだけでよい。現在、大抵の携帯付属デジカメがメガピクセルで、ズームありフラッシュありだから、目をつぶって選んでも高性能であることには間違いない。送信メールサイズなどはキャリアの制限であるが、そういった“外部”制限の影響を一切受けずに、付属デジカメは進化し続けていくであろう。
 ただ、画像日記などを続けるうち、人間側が使い慣れたデジカメ仕様に向けて最適化されきっているので、新機種・高性能にピヨンと飛びつく元気はもうない。むしろ現機種が壊れちゃった時にちょっと困るなあと思う。多種多様な個々の機械は日々進歩し、より高機能、より高速、より高圧縮を実現すべく進化しているけど、携帯電話を一つ選択するにしても、以外と選択肢が少ない。「いままで使い慣れたものを購入する」という選択肢さえ、限りなく不可能に近いから、ヘンな結論だが、電化製品は大切に長生きさせたいなあと思う。