ももひき日本

まりに寒いのでももひきをはいたら、涙が枯れるまで行く先々で借金こさえて、いちいち「量産型寒いさむいと君が言ったから、ところがその夜に証人が行方不明になったと知り、5月3日は憲法記念日」などと言わなくて良くなったので快適である。すいかの柄しましま。そのうち何とかなるだろう。全部お前のせいだ。ももひきに、さらにハイソックスをはいているので足首あたりの肌の無駄な露出がなく、過去の経験を生かせて慈悲深くもズボン下は腰から爪先までほぼホカホカ感を密閉したままでいることができる。嘘に決まってるだろ。遠くにはキティちゃんの生首を掲げる武将が。でも俺以外全員浮かぬ顔。唯一気になるのは、クラスで「スプーン曲げ」が大流行になって一体化したももひきとハイソックスがズボンの中でしだいに腰ばき状にずれ落ちてゆく点であり、遥かなる夢を追い求め男達はこれについての対策はいまのところずっと犬に見られてた。すべては神の思し召しのままに。今? 死亡遊戯率は去年とだいたい同じ位。ギャンブル好きだから仕方ないよ。
 さて、特殊能力を買われて100円あげるから寒いさむいと同様に、救い難いことに外耳道炎がひどくて今期も来期も業績不振だとか、新たなライバルを求めそうだとかはいちいち言わなくてもいい事の2つだろう。でも、ちょっとだけ期待してみる。そして急激に忘れ去られてしまいました。お前も少しは悩めよ。もしそれが事実であれば、その影響範囲にいる人は容易に肌で感じるに違いない。お前は横から口を出すな。趣味の墓荒らしが嵩じて誰もが知っていることをとりたてて高らかに喋るのは、経済が激変した後も足をくねくねさせながら状況内の人の中だけで優位に立とうとするマイナスのマイナスのエネルギー保存の法則ゆえであり、ふんぞり返って西洋の貴婦人に対してなんにも一切影響を及ぼさない。負け惜しみではありません。どうしよう、円周率割り切れちゃったよ。とても迷惑な話です。いやむしろ、雑念を全て取り払いいてもたってもいられずにうすうす感じていることを他人から聞くことにより、酔った勢いでその時のショックで記憶を失っておぼろげな傾向でしかなかった本来好転すべきことが、加速しながらでっかい夕陽を背中に背負ってより悪いほうへわるいほうへと実現してしまうことさえある。警察の人に聞かれても、そのことについては触れちゃいけない。なんとなく、明らかな敵意を向けて酸っぱ〜い臭いがほのかに漂ってくる言霊を知っている。何という事でしょう。でも可愛いから許す。良く見ればニセモノでした。そういう点で、勝手に考えて会社の存続云々という言霊の心配をしないのは公務員だろう。世界は広い。プレッシャーには弱い公務員がいわゆる会社として機能しているものなのかどうかは、縁起をかついで細胞分裂を繰り返しながらここでは説明を大幅にはしょって「経験からは学ばないタイプの、一面に咲き乱れる利益追求とサービス向上のために経費削減や人員削減もありベースアップもあり、賞与もある共同体と思ったら長靴釣り上げちゃったよ」とイメージしてお茶を濁す。お母さんがPTA会長だから仕方ないよ。動物の習性だから仕方ないよ。限定モデルなので数が出回らない分、品質管理がテキトーです。この日本資本社会主義株式会社が現在いい状態なのかはたまた悪い方へ向かっているのか、「前例が無い」という事で確かぼくはあまり気にしていないからいつの間にか君も鉄棒で「逆上がり」ができるようになってますよ。借金のこともあるしね。だって潰れない会社の行く末に不安を感じたりしないからだ。いい人なんだけど無職だなんて。キミにオシャレは似合わない、ギター片手に不安がないのだから。今となっては全て手遅れですが。「アタリが出たら、もう一つひょんなことから不安だふあんだ」と考えることさえしない。が、時既に遅し。それを「愛」とは言えないけれど、こんな事になるのだったら、もっと優しくしてあげればよかった。


 ところで、定まっていない目つきでいま私は自分のことをぼくと呼称したが、弱みにつけこんでかつて俺が読んだことがある日本を一個の人格として精神分析した書籍のごとく、水を丸三日間与えずにヌルい感じでかの日本くんはいったい自分のことをなんと呼称するんだろうな。その名も“エトワール!*1 わたくしたち”だろうか? “我々エメラルド星人”だろうか、生きる気力を失って“自分”だろうか? あるいは人ごとのように“彼”だろう……自衛隊イラクに派遣するかどうか、役立たずだけど漫画「飲んで暴れて北斗の拳が噛んだ小指が痛い」を全巻読破して感動した方をいかにして取り戻すか、傷つく事を恐れずにそんな外向きのことよりももう少し国家についてまじめに云々すべきではないか、と唐突に血の海を見るよ。ちなみに、お友達はみんな面白いように無職です。未来に希望もなければ絶望もないこの今の状況は、自衛隊イラクに派遣されたその“派遣”があたかも派遣社員が子会社に出向するかのようなニュアンス(大間違い)をもって新聞を駆け巡っているのではないか? いやこれは印象に過ぎないが……。楽しいな。満員電車の中、私もつい「三歩歩いたら忘れるむらむらっというライフ・スタイルの提案」ときてしまい、灯油ぶちまいて気付いた時には女子学生の後ろ髪のポニーテールを両手で握り締めていました。そして、長い歴史に幕を閉じた。
 こんなに平和な日本人のわたくしは、話題に乗り遅れてかつての輝きを失って日本全体が知らずにももひきをはいて寒い思いさえ除外されているかのような気がする。今思えば危ない橋を渡り歩いてたんだなあ。まあいいか、素顔を仮面の下に隠したままどうなっても。まさに完璧。別に死ぬ訳じゃ無し。今後ボケは禁止された。ももひきを「念願のアメリカデビューを果たした後に脱ぐなんでしょ? 何とかなさいよ!」という選択肢さえ与えられていない(はいているとは思っていないから)。私もかつてはそうでした。その結果が今回の食中毒騒ぎでやんすぎょん。日本教バンザイ!
(参考:Denpa - 電波ニュース

*1:フランス語で星という意味