遅刻と欠席

の業務には、朝7時45分から中学生や高校生の遅刻・欠席連絡を電話で受け、それを担任の教員へ伝えるというものがある。たとえばある保護者からのこんな電話。


「あの本日、あの○山□男の保護者でございますが、おはようございます。いつもお世話に、あの本日、あの背中ですか、あの背中が痛いと申して、あの本人が昨夜から背中がいたいと申しておりまして病院に行く予定でいま準備しておりましてその、担任の△腑先生にお伝えいただきたいのですが。あの病院から帰りましたら、病院の診察結果によるんですけれども、病院の判断によりますが、病院でどうなるかわかりませんのでいまのところ、あのもし大丈夫でございましたらその、学校へ行くように考えておりましてそれは病院の状態によるのですがいまはまだその」


こらへんまで聞けば用件はほとんど済んでいるので、「はい、かしこまりました。本日は遅刻ということでよろしいですか?」と要約してあげると、保護者はなぜかたいへん慌てた様子で「あの病院へ行ってから様子を見て、それから学校に行くつもりでございますが」とさらに同じ説明を繰り返しそうな勢いでしゃべりだす。
「その場合、遅刻ということで取り扱っております」
「ええと、あのー、はあ、そのー、学校に行くのはたしかに遅くなりますので、はいそうですね遅刻でお願いします」
んとなく感じるのは、保護者は「子供が遅刻します」とはっきり言えない。その代わり、欠席する場合は「休ませます」と言う。
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