「超」怖い話Τ(タウ)|松村進吉|竹書房文庫|2013/07/06
P222|自|4
落ち着いた雰囲気。あるいは、書いて出版できる要素がとても少なくて困っている
- ある要因
- (P6)臼井君にぶつぶつ呟く灰色の女が四つん這いで覆いかぶさる。臼井君だけじゃないようだ
- 無言
- (P15)上野さんが彼氏の部屋で見た女性は首を吊っていた
- 責任問題
- (P19)飯住君がダムで幽霊を初めて見たのに、もう一度見てこいと言われた
- 不詳の断片
- (P35)高谷さんが高校生の時に、実は三人目が死んでいた
- 掴む手
- (P41)玉井氏は火事現場で二階の窓枠を掴む手を見た
- 待合室
- (P48)高谷さんは、事故に遭った奥さんが病院の待合室で黄色い目を見た話を聞いた
- ご注意
- (P53)井手氏は旅行先でたまたま泊まった民宿で乾いた握り飯を投げつけられた
- 手を貸す
- (P63)唯野さんは猫のタマオが指示するまま、ハサミを出窓に置いた
- だるま
- (P72)街灯の下の女がスッ、スッと崩れた
- 大丈夫
- (P74)山城さんが父の遺言を聞いた
- 忘れ物
- (P80)富岡くんのワンルームに毎年六月三日になると訪れる女性
- 写真屋
- (P83)板東君は、瀬名君が最後に撮った写真を実際に見てはいない
- 名乗り
- (P90)伏田さんの携帯電話に「通知不可能」という着信表示の電話がかかる
- 男寡
- (P92)工藤氏が実家で一人暮らしをして、初めて祠に米と酒を供えた
- バンザイ
- (P102)青木氏は、小学生の自分がバンザイしながら列車の最後尾に乗っていたのを見た
- 再
- (P108)山辺氏は、長距離トラックで輸送途中に二度のっぺらぼうを見た
- 山の子
- (P115)安部さんのお祖父さんが化けた狸を見た
- 魚泥棒
- (P118)宇本氏が子供の頃、人間の格好をした山の蛇にあった
- スモーク
- (P122)内村氏がエレベーターの中で煙草を吸いながら従兄弟と話した
- おいてけ
- (P129)宮代くんと田端くんは「ひっかけ山」で女の子をナンパした
- 花と数珠
- (P138)陣内さんは年上の彼氏と付き合い、別れられなくなり、花生さんに救われた
- マニュアル
- (P147)トイレの天井に鈎爪で引っ掻いた跡があるファストフード店に長居してはいけない
- ひいおばあちゃんの家
- (P149)蔵持サブローはひい祖母さんの家で、仏壇から湧き出る黒い煙にくらもちのこかと問われた
- ねこなで
- (P153)中空から現れた白い女の手が飼い猫を撫でる
- 肝潰し
- (P154)広瀬君が寺で肝試しをした時、落書きした赤い小人に追いかけられた
- 忘縁
- (P164)梅野さんは人形に睨まれた
- 子供の国
- (P173)遠藤氏が高速道路を運転中、路肩で手を振る黒い子供達を見た
- 犯罪者
- (P175)橘さんは従兄弟のヤスオが自殺した同じ時間に、そのヤスオに襲われた
- 裏の病院
- (P184)永瀬さんの実家の裏にある病院はよく考えると不気味だ
- いてあげる
- (P194)同僚の高遠の奥さんが幽霊となって電話にノイズを割り込ませる
- こちらです
- (P208)Billy氏がテレビの取材と称して火葬場へ行った
- あとがき
- (P220)